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F1観戦レポート 2002.10.13
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F1は3月から10月までの間に、世界十数か国で17レースが開催されます。 開幕はオーストラリアで、季節がら日本がシーズン最終戦になることが多いです。 最終戦はシーズンの締めくくりなだけに感慨もひとしお。 私は10回目の観戦です。 今年もシーズン半ばにチャンピオンが決まり、 楽しみは凱旋するドライバー佐藤琢磨の走りをみることに集中しました。 レースは順位に注目があつまりますが、 細かくみるとドライビングテクニックやマシンの調子などのファクターが いくつも集まっているのがわかります。 琢磨はデビューした今シーズン、ぱっとした成績を残せませんでした。 しかし、ひとつひとつの走りには光るものがありました。 信頼性の高くないエンジン、もらい事故、不慣れなコース・・・ ルーキーが一度は乗りこえなければならない試練を、 シーズン前半で体験した琢磨。 日本人ドライバーとか、日本のエンジンサプライヤーに興味はありません。 あるのは、がんばって走る彼の姿だけ。
私は、兵庫の友人たちの陣取ったヘアピンコーナー出口の自由席にご厄介になりました。 妻と子ども、友人の3人は最終コーナーの指定席と離ればなれ。 私は仕事の関係で決勝当日だけの観戦でしたが、妻と友人は予選も観ました。 レースのほうは今シーズンを象徴するようなフェラーリチームの圧勝でした。 シーズン中にポイントを取れなかった琢磨は、 粘り強い我慢の走りに報いる5位入賞で2ポイントを獲得。 琢磨にはいろいろなことを教えてもらいました。 また、F1のレース前に行われたサポートレースのフォーミュラドリームで、 全日本F3の長屋が事故に見舞われました。 スタローン主演映画ドリブンのワンシーンのように、 マシンが空中を回転しながらコースアウトする大クラッシュでした。 当日のニュースや報道で扱われなかったので大変心配したのですが、 幸い回復へ向かっているとのこと。 今回、レースが死と隣り合わせの危険なものだということをあらためて感じました。 研ぎ澄まされた感覚を駆使して操るマシン ドライバーの姿は大変な迫力です。 音楽も絵画も、どんなものでもナマが一番いいものです。 レースが同じコースをグルグルまわるだけとイメージする方は、 一度サーキットへ足を運んでみてはいかがでしょう。 |
朝のひかりの中で
笑顔を見せながらサーキットへ向かうファン・パブロ・モントーヤ
予選でクラッシュし ドクターストトップで決勝を走れなかったアラン・マクニッシュ
2002年チャンピオン ミハエル・シューマッハ
コース脇では こんな人たちも

2002鈴鹿は 佐藤琢磨のグランプリでした

琢磨への喝采 いつまでも

コントロールタワー前に完走したマシンが並び 2002鈴鹿が幕を閉じる

あわただしい週末でしたが楽しい時間をすごせました